“札幌の至宝”宮沢が、ついに大宮戦で初先発を果たす。4連敗中とチームが苦しい中での起用で重圧がかかるが、「緊張はない。いつも通り自分の良さを出す」と平常心で試合に臨む。 室大谷高のエースストライカーで年代別日本代表も経験。開幕前から期待は高まるばかりだったが、2月に虫垂炎で入院、3月に左足の第5中足骨を骨折し、再びチームに合流できたのは4月中旬と出遅れた。 だが、FW陣の駒不足もあり、京都戦で後半25分から公式戦初出場。東京V戦では後半最初から起用され、今回ついにスタメンに名を連ねることになった。「思ったより早くチャンスが来た。しっかりチャンスを生かす」と意気込む。 技術やセンスには定評があったが、人見知りする性格で、線の細さを懸念する声があったのも事実。 だが、京都戦と東京V戦では体を張って前線の基点になり、競り合う場面では、闘志をむき出しにした。顔つきも体つきもプロ仕様に変わりつつある。「相手にふいに来られると簡単にボールを取られるが、しっかり相手を見て判断すればキープできないこともない」。課題もしっかり認識している。 高卒ルーキーに多くを期待するのは酷かもしれないが、「将来のコンサドーレを背負う選手」と三浦監督も語るこの18歳は、何かやってくれそうな予感がある。(福田講平)
(北海道新聞より引用)
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