警戒していた立ち上がりに、またも失点した。堅守からのカウンターというゲームプランが崩れ、0-1のスコア以上の完敗だった。 前半の立ち上がりは悪くはなかった。開始早々、曽田や中山がシュートを放ち、試合の主導権を握ったかに思われた。 だが、開始わずか12分でプランが崩れた。浮き球を競った曽田がカボレのスピードとパワーに振り切られ、フリーでシュートを許して先制された。 ナビスコ・カップを含め7試合連続の失点。しかも、リーグ戦第2節の横浜M戦を除き、すべて先制されている。今の札幌の状態では、2点を取り返すのは相当難しいことを選手も承知していたにもかかわらず、同じミスを繰り返した。 リードしたことで無理に前からプレッシャーをかけず、引いて守るFC東京。こうなると、若い選手が多い札幌の攻撃は手詰まりに。焦りからか、中盤から前で全くボールがおさまらない。三浦監督は「個人の技術の問題。プレッシャーがなくても前に放り込んでしまう。FC東京の選手は落ち着いているのに」と嘆いた。 失点の原因について、三上強化部長は「DFがラインをコントロールできないから、結局、FWとDFが五分五分の勝負になってしまう」と分析し、DFの選手の変更も示唆した。だが、それは札幌の生命線の守備が依然として固まっていないことも意味する。首脳陣の悩みは深刻だ。
(北海道新聞より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿